前屈みで発生する腰痛は比較的多い症例です。
その中で腰部以外に機能的問題が内在し結果的に腰痛となっているものがあります。
今回はその一例となります。
腰を前屈した場合、腰周囲を安定化する筋肉群が正常に機能すれば腰痛は発生しませんよね。腹横筋や多裂筋と言われる筋肉群がそれにあたります。
しかしながら、これらの筋肉群に過度なメカニカルストレスをかけていけば、いつかは機能不全を起こします。
では、過度なメカニカルストレスはどの様に引き起こされるのか?
ひとつは胸椎部(背中)の可動性の低下により代償的に腰椎部の可動性が過剰となるケース。
これはいわゆる猫背の場合に言えることです。
または、股関節、骨盤部の可動性の低下によるものもあります。
これは膝痛が長引いている場合に起きてくることがあります。
両方絡んでいるケースもありますね。
まぁ〜一例なんですけど以外と当てはまる方、多いのではないでしょうか。
こんな時は腰をいくら施術しても良くなりませんし逆に悪くすることもあります。
胸椎や股関節、骨盤の可動性を改善させていかないと良くなりません。